「野蛮な天才」、アバ・ノヴァーク・ヴィルモシュの展示会
ハンガリーの優れた画家、アバ・ノヴァーク・ヴィルモシュ(1894~1941)の作品は国内でいくつかの美術館で展示されていますが、アバ・ノヴァーク「ファン」は地方でしか観覧できませんでした。
今回はハンガリーで二番目に大きい町、デブレツェンでアバ・ノヴァークの展示会が開催されました。ここ50年の間、彼の作品のこんなに大きな展示会は開かれませんでした。
アバ・ノヴァークは表現主義画家で、イタリアのノヴェチェントの影響も感じられます。作品のテーマとして市場やサーカスの描写が多いですが、いくつかの教会の中で彼によって描かれた素晴らしいフレスコも見られます。
1936年のパリ万博でGrand Prixを受賞しました。ピカソから「野蛮な天才」という愛称を付けられたほどです。
今回は油絵120枚、 グラフィック(鉛筆かペンまたはIndian inkで描いた作品)は180枚が展示されています。また、作品以外に話題となったのは、展示会の保険料で、ハンガリーで珍しく40億HUF(¥27億)と高額にもなりました。
会場: |
デブレツェン、MODEM近代文化センター |
|
MODEM Modern és Kortárs Művészeti Központ |
4026 Debrecen, Baltazár Rezső tér 1. |
会館時間: |
火・水・金・土・日 |
10時~18時 |
|
木 |
12時~20時 |
月 |
休館日 |
展示会は7月6日までご覧いただけます。
|